音工房キッズ開催までの道のり#4 心を閉ざし投げやりになっていた子どもが、活動を重ねるにつれて心を開き、自分の得意なやり方を認識しはじめた話

こんばんは。マギです。
音楽ワークショップ事例、もう一つおおくりします。

きょうのハイライト!

  • 周りに攻撃的であまり心を開かない子が、ワークショップを重ねながら少しずつ心を開いた
  • 全てに投げやりだったものの、自分ならではのセンスを自覚しはじめて、少しずつ前向きになってきている

心を閉ざし攻撃的になっていた子が、ぽろっと自分のことをこぼしはじめた

ある場所で私と一緒に音楽を作り続けているMさん。彼もまた、学生。 そして親御さんにとって、もしかしたら本人にとってもある困りごとがありました。

「学校に馴染めない」自分の気持ちをうまく伝えられない」ということ。
周りに対して心を閉ざしがちな彼は、時には自分の気持ちを伝えるときにうまく表現できずに攻撃的になる一面があり、学校に馴染めない状態が続いていました。

私と一緒にやりはじめて、半年くらい経ったくらいでしょうか。
あまり個人的なことについては何にも話してこなかった彼が、ぽつりぽつりと急に。

学校のこととか、休み中のこととか、
以前あったちょっと嫌だったこととかをぽろっと話したり。
気持ちをうまく出せない彼が、ことばで、
彼の気持ちがこもっているであろうことを、ぽつりぽつり。

私の役目は、あくまで一緒にMさんが作りたい音楽を作ること。
カウンセリングをするわけでもなくて(一応言っておきますが、心理学とか、私は専門外です。しようなんておこがましい!)。

私と一緒にただただ、音楽を作る、と言う作業を続けていた中で、ふっと話し出しました。

あまり外の人に、こういう話ってしたがらないかな、と思っていたのですが、 少し気持ちを解放できる相手と見たんでしょうか。

気持ちを伝える、と言うことには、まだ苦手なところがあるMさん。

1回1回、ちょっとずつではあるけど、今では最初の頃よりもいろんなことを話せる関係になってきました。
少しずつ、他人とのやり取りに対する過剰な抵抗感が薄れるきっかけになったら、と思います。

まぁ、正直言ったら、相性が良かったのかもしれませんね。
私も似たような過去があったので、(入り込みすぎずに)共有しながらやれたというか。
何にしても、ある程度信頼関係を築けたのはとても嬉しい。

センスを発掘したら、何もかもに対して投げやりだった子が積極的に!

もう一つ。
Mさんはいろんなことに対して投げやりになりがちなところが一面がありました。

作曲も、ある程度ソフトの操作に対して慣れてきたら、雑に音を置いてあとはサボっていたりした日もあります。
それでも、Mさんの中には自分で気づいていない作曲のセンスがありました。

無意識ながら、構造をつくることに長けている、と言う能力があったのです。
某ブロックを組んでいく定番のおもちゃや、そのブロックっぽい世界のある超有名な某ゲームなどが、彼はとても得意だったのです。
その才能が、音楽の構造を作るときに無意識に活かされていると感じた私。

私はそのセンスについて、繰り返しMさんに伝えることで、ちょっとずつ、Mさんも
「こうしたらうまくできそうだ」
「こう言う工夫、してみたけどどうかな?」

そんなやりとりが生まれてきました。

それを繰り返すうちに、自分の力を認めはじめたMさん。
今でも投げやりになってしまうときはあるけれど、少しずつ、確かに成長していっています。

誰にでも、何かしらセンスはある。
音楽と関係ないもののように見えても、つなぎ合わせられる感性は絶対に、絶対にあります。
みんな、本人や、周りの大人たちが気づいていないだけ。

それを音楽を通して気づくきっかけを渡すのは、私の役目だと自負しています。

「どの子も育つ」ー私が初めて音楽を習いはじめた「スズキメソード」創始者の鈴木鎮一先生のことば。
また別の形で、私が語れるようになれればと思っております。

――お読みいただき、ありがとうございます!

Mさんは、完全に音楽未経験から私と一緒に音楽をつくることに取り組んでいます。
未経験でも、すでにあるものをつなぎ合わせながら、音楽って作れちゃうんです。便利な時代になったもんだ。

あすの20:30、最後のエピソード
「つい教え込もうとしてしまったり、逆に放任しすぎてしまったり。 子どもたちとうまく関われなかった教育関係者が、無理なく、 そして子どもたちのプラスになることを随時判断して関われるようになった話」
をお送りします。

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