memorandum 監督・撮影 御代田直樹 紹介

もう一週間を切りました。
今回映像を作り上映に臨む御代田くんのことを書きたいと思います。

御代田くんとは東京にいた時、「賛歌」というインディーズ映画を作ったことがあります。
台本を読んだときは、とにかく「間」のある作品だ、と思った記憶があります。


台本のセリフとセリフ、ということよりも、
シーンの間に挟まっている情景、時間に間がある。
他にはこんな作品もあります。

THOMAS TELE VISION(短編オムニバス作品の企画のために作られた作品)


liquid(舞踏ノイズユニット、maguna-techとの共作。チリ国際ダンス映画祭ノミネート。今回も上映します)

実際、一緒に撮影に臨んでみて、想像の余地を超えた部分が現れてきました。
当時は役者として参加しておりましたが、撮影では形を行ってみて、
仕上がってきたものは「形と形が不揃いに組み合わさって、隙間からそれぞれの人ののぞき方ができる。
そして、それを許容してくれる」作品。余分な演技も何も必要ない。ただ、「やる」ことで仕上がる作品。
台本やストーリーを超えた余白のある作品に仕上がり、予測もできないし目が離しがたい。
そんな作品に仕上がっていました。

それ以来、自分で作品を作っていた頃は常に御代田くんに依頼をしておりました。
おぼろげな空気が漂い、時には退廃的ですらある御代田作品。タルコフスキーやフェリーニを思い起こさせます。
彼は他にも、ミュージックビデオなどを手掛けています。二つ、こちらに掲載させていただきます。
サイケデリックなフォークサウンドから生まれ出たロックを奏でる山崎怠雅さんのMVより「フィクション」、
昭和フォークの香りがする退廃的なサウンドを若手として昇華した坂口諒之介さんのMVより「舟はまた壊れる」。

山崎怠雅「サイレン」


坂口諒之介「舟はまた壊れる」

御代田くんの作品が気になった方は、この機会に是非上映会に足をお運びください。次回がいつになるか正直わかりませんし。
映像が作り出す、ある時空間に圧倒されるかもしれません。

・監督・撮影・校正・企画
御代田直樹 プロフィール

映像作家・監督。
日本映画学校で学んだ後、園子温監督作品の制作に参加。
その後多数の映像製作会社にて映像を作り、現在は独立作家として活動する。
ノイズ舞踏ユニット「maguna-tech」ほかと制作したダンス映像
「liquid」がチリ国際ダンス映画祭にてノミネート。
ユニット「golaikou」にて制作した長編映画「賛歌」は都内各地のミニシアター、
そして愛知県内でも上映された。
2015年夏にイタリアに短期滞在し、今回上映する新作の制作を行った。

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