写真のことば » 江守冨美雄さん/フィルムカメラは一生もんの道具 カメラ修理 という仕事

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フィルムカメラに最近はまりはじめた。
元々、写真は自分の表現の中にもパーツとして使われていたこともあったので、余計に。自分でモノクロ現像も始めた(引き伸ばしはまだ)。うまく仕上がった時の感動は大きい。

フィルムカメラを始めるにあたって、阪神百貨店のカメラ修理コーナーで修理をする熟練の職人さん、江守さんに義父と実父のフィルムカメラを一台ずつ、修理してもらっている。
修理にもっていく、引き取るときに、不具合の起きやすい場所、メンテナンスとして何をすればよいかなど、一つ一つ丁寧に、穏やかに教えて頂いた。

ちょうど昨日、実父のカメラを江守さんに預けた時も江守さんは修理をしていた。いまはおおよそ一カ月待ちらしく、目を真っ赤にしながら修理に臨んでいた。
阪神百貨店の改築に合わせて、来年3月に修理コーナーを閉店するらしい。ご高齢で跡継ぎがおらず、元気なうちに修理を終えることにしたらしい。
関西のカメラ修理の最後の砦と言われているほど、知識も経験も豊富な人なので、誰か跡継ぎがいればよかったのだが…
カメラ修理はわかりやすい部分もあれば、精密に測定しなければならない部分もかなり多いので習得するにも時間もかかる技術なんだろうなと素人ながら思った。

スマホやipadのカメラも高性能になってきて、正直、普通に生活するならフィルムカメラはもう不要な時代になってしまったと思う。
それでも、私達のようなロマンを求める人々は、フィルムから離れられない。
ニッチな世界は、隙間時間を使って活動している中で、ニッチな知識を受け継いで回す面もあり、時間も資源も限られていることもあって、失われていくものも当然、多くなる。そうなったとしても、悲しんで、懐古主義に浸ってはならない。それが時代で、現実。
「時代が悪い」「国が悪い」と責任転嫁するのは簡単。それもまた現実。だが、現実を受け入れてこそ、次に私たちが踏むべきステップが見えてくる。自分の足でより着実に、動かし、動けるのだ。

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