5/9 Ghielmi Ensemble コンサート

 

先日、ギエルミ兄弟率いるアンサンブルのコンサートを聴きに行った。
ロレンツォ(チェンバロ)とヴィットリオ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)に加えて、
ヴァイオリンで平崎真弓さん、ロレンツォの娘、アンナ・マッダレーナが参加。
兵庫でこれが3-4000円で聴けるのは安いと思った(東京公演はそれなりにする)。
初めて兵庫県立芸術文化センターに行ったけど、音響的にはちょうどいい。むしろ小さ目の場所で良かった。
ホール自体がコロセウムみたいな形をしていた。
ガンバを始めた時、youtubeで探して良く見ていた
アーティストだったし、すごく楽しみで行って、
やっぱり聴けてすごく良かった。
実は、西洋古楽をやっていながら、ヨーロッパ圏の演奏家の演奏は
片手で数えられるくらいしか聴いてない。
けれど、日本の古い音楽や舞台の楽もそうやけど、
西洋古楽は西洋の古い言語が音楽を成していると言っても過言ではないので(特にバロック)、
やっぱり現地の人の演奏を聴くことには大きな意味がある。
演奏はというと、すごくオーセンティック。アーティキュレーション、イントネーションがすごく綺麗。
フランスでパオロ・パンドルフォのサマーコースに参加したときは
ヴィオラ・ダ・ガンバに対する視点さえ変わってしまうものだったけど、
それとまた違うカラーがある。
他にも名だたるガンバの名匠、サヴァール、クイケン…他にもたくさんいるけれど、
人によって楽器のとらえ方が大きく違う。
古楽は資料が古い分、自分で想像して、創造しなければならないから。
前はオーセンティックすぎると感じたものを避けてきたけど、
この歳になって謙虚に聴けるようになってきた気がする。
もう少し早くそういう視点を持ちたかった。なんで今までそうできなかったのか。
学びはどこからでも得られるんだから、そうすればいいのに、やらなかった。
それから、楽器の器、自分の器を知ることも大事だと思った。
楽器の仕組み上、それ以上の音は出ないようになっているし、
自分の腕以上の音だって当然でない。
なんでこんな考えが聴きながら出てきたのかもわからへんけど。
今からでも覆すために、練習に対するモチベーションを上げる為、
ヴィットリオの書いたガンバの教則本にサインをいただきました。
こんなんわざわざ持ってくる人もおらんやろ笑
謙虚に続けます。
昔振り回してしまったすべての師匠と音楽人のためにも。

 

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